骨盤マニュアル【5】

【1】肝腎要は「腰」/ こんな症状はありませんか / あなたの姿勢はだいじょうぶ?
【2】起立筋と神経系 / 脊椎と病理
【3】歪みとコリのテスト / コシラック体操(骨盤体操)
【4】コシラック着用方法 / ワンベルトとの併用
【5】コシラックの特長 / 好転反応 / コシラックの原理

「コシラック」の特長

「コシラック」は下着感覚で着用できる骨盤補正商品です。

  • ゴムを使わず繊維の編み立て織り立ての技術で作られているため、肌への圧迫が少なく就寝時を含めた長時間の着用が可能です(実用新案の特許で血行を阻害しにくい設計)。
  • 段差をつけて臀部の筋肉に似た編み立て織り立てを施しており、筋肉の弱体化を起こしにくいため長時間の着用が可能です(段差編みによって筋肉も一緒に動く)。
  • 通気性を確保するために、内側の肌に当たる繊維は吸水発汗性に優れた糸を使用。そのため長時間の着用が可能です。
  • 仙骨部に「仙骨サポーター」(樹脂製)が当たることにより、仙腸関節が調整され、脳下垂体へ刺激がいきます(下図参照)。
  • 恥骨周辺には男性で2個、女性では8個ものツボが存在します。「コシラック」の着用により、これらのツボが刺激され健康に役立ちます。
  • ズリ上がり防止の「ストッパー」が付いていますので、運動をしても着用位置がズレにくく、安定した着用感が味わえます。

好転反応について

「コシラック」をご着用されますと個人差はありますが一時的に「好転反応」が出る場合があります。「好転反応」とは何なのでしょうか。下記はインターネット上の「ウィキペディア」内での「好転反応」に対する解説です。

好転反応(こうてんはんのう)とは、治療の過程で一時的に起こる身体反応のこと。反応の程度はさまざまである。
漢方薬の知識体系で瞑眩(めんけん、めんげん)と言い、病状の改善が現れる前の一時的な悪化であり、経験上3-4日まで持続することが多い。この瞑眩という言葉は18世紀の漢方医である吉益東洞により日本で広く知られるようになった。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「コシラック」は30年以上の歴史があり、これまでに数多くの方々が「コシラック」をご着用された上で「好転反応」を出されました。
アンケート等の集計では「コシラック」ご着用で出た「好転反応」の割合は約70%とたいへん高く、主にこれまで問題を抱えていた箇所に出るのがほとんどです。

好転反応例

  • かゆみ(体液等のめぐりが良くなるとかゆみが出ます。好転反応の約50%がこのかゆみです)
  • 痛み(長年圧迫されていた神経が解放された時に一時的に痛みが出ます。好転反応の約30%がこの痛みです)
  • 眠気だるい(頭部のめぐりが良くなると眠くなったりダルくなったりします。好転反応の約10%がこの眠気とダルさです)
  • その他(吐き気やめまい、下痢や膿が出る等がその他の好転反応です。残りの約10%がこれらの症状です)

主にご本人が自覚している箇所に出ますので、あらかじめ好転反応の事を理解していただいていますと納得できると思いますが、稀に自覚のない箇所に好転反応が出てくる場合もありますので、そのような時には株式会社ユー本社営業窓口にご相談ください。

好転反応が出た時の対処法

まずかゆみや痛みが出た時に、それが好転反応なのかどうかを確かめる方法は、「コシラック」を外してみて治まるがどうかです。もし外しても同じ状態が続くようでしたら好転反応ではなく別の原因ということになります。「コシラック」を外したら治まる場合は好転反応の可能性が高くなります。

好転反応が出た場合、早くその状態から抜けるためには、「コシラック」を外さずに「骨盤体操」を基本通り少しでも多く実行することです。「骨盤体操」をする度に身体が楽になると共に「好転反応」も楽になります。つらい時に体操をするのはご本人にとってとても苦痛ですが、これまでの経験上数多く実行すればするほど良い方向に向かうのが早くなります。

もったいないのは「好転反応」が出た時に「コシラック」を外したり着けたりを繰り返すことです。良くなりかけてはまた元の歪みに戻ってしまい、行ったり来たりを繰り返すこととなって「好転反応」の苦しい時間が長引いてしまいます。つらい時こそ着用を徹底して体操を多く実行しましょう。

その他の好転反応例

  • おへそから膿が出て臭い
    姿勢の悪さで内臓の働きが悪く老廃物が蓄積していた方が「コシラック」の着用で姿勢が正され内臓の動きが活発になってこれまでの老廃物を近くの孔から出します。
  • 目ヤニが沢山出て起床時目が開かない
    目薬を多く使用されてきた方によくある反応です。多くの目薬は元が石油化学物質からできていますので、点眼後吸収されず目の周りに残ってしまいます。それらが背骨の歪みが解消された時に老廃物として目から出されるようです。
  • 胸がムカムカして吐き気がする
    胃下垂だった方はほとんどこの好転反応が出ます。姿勢の悪さで下がっていた胃が持ち上がることによって一時的に苦しくなる訳です。

「好転反応」の理屈

何故「好転反応」が出るのか、よく聞かれるご質問です。理由は下記の通りです。

かゆみの場合は「霜焼」が出る時と同じ原理です。

手の指等血管が細い箇所が長時間寒さにさらされると、血管が細く縮み流れが悪くなってしまいます。そのままさらに長時間この状態が続くと壊疽を起こし指を無くすことになってしまいます。
暖かい場所に行き、指を温めると縮んでいた血管が一気に膨らみ、流れが急に良くなります。この時に突然流れるためにかゆみが生じるのが「霜焼」の原理です。
つまり、「コシラック」でかゆみが出るというのは、今までめぐりが悪かった箇所が、「コシラック」着用でめぐりが良くなって一気に流れるようになった時にかゆみが出てくるという理屈になります。

好転反応

痛みが出た場合の理屈

足腰等の神経が背骨の歪み等で圧迫されると当然痛みが出ますが、圧迫が長期間続くと神経が麻痺して痛みを通り越してしまいます。つまり神経は圧迫されたままなのに痛みを感じない状態となるわけです。「コシラック」を着用され骨盤が正された結果、背骨の歪みがほどけると痛みを通り越していた神経が一旦痛みを感じてしまい、以前痛かった箇所が以前と同じように痛いということになります。
もちろん時間の経過と共に痛みは無くなり根本から変化する訳ですが、多くの方が良くなっていた痛みが再び出たと思ってしまいます。理屈が理解できると納得されると思います。

「コシラック」の原理

現代人は運動不足や様々なクセの積み重ねにより、姿勢が悪くなっています。ここでいうクセとは、長時間椅子に座っていると同じ方の足をいつも組んでしまったり、ショルダーバッグを掛ける肩がいつも同じ方だったりと、無意識のうちに筋肉の左右もしくは前後のバランスを崩してしまうクセです。

背骨は24個積み木を重ねるように連なっています。この背骨の中には脊髄神経が収まっており、背骨と背骨の間にある隙間から全身に向けて神経が枝分かれしたような形で配られています。つまり、姿勢が悪い現代人は自らの骨格の歪みで自らの神経を圧迫してしまい、様々な症状や病状を引き起こしてしまっています。

背骨の変形

24個の背骨の何番目から出ている神経が圧迫されているかによって、どこに症状等が出てくるかが分かります。例えば頸椎の3番に圧迫があると耳鳴りが起こりだしたり、耳が遠くなってきたりします。また、胸椎の9番が歪んでいると糖尿病になりやすくなったりもします。姿勢と健康は密接な関係にあるということです。

この24個の背骨は骨盤が土台となっているため、歪みを正すためには骨盤を正すことが先決となります。その骨盤を支えているのが2点の股関節ですので、この股関節をサポートして(コシラックの下段ベルト)、股関節のストレッチを行うことで、傾いていた骨盤が調整され、24個の背骨がコツコツと正された結果、これまで圧迫されていた神経がほどけて健康状態に変化をもたらすわけです。

また、股関節だけではなく、「コシラック」の上段ベルトで腸骨をサポートし、仙骨サポーターで仙腸関節の調整をし、フロント部の手先で恥骨付近のツボを刺激します。「コシラック」の着用と「骨盤体操」の実行による相乗効果で、全身にわたる健康効果が表れてくるわけです。