骨盤マニュアル【2】

【1】肝腎要は「腰」/ こんな症状はありませんか / あなたの姿勢はだいじょうぶ?
【2】起立筋と神経系 / 脊椎と病理
【3】歪みとコリのテスト / コシラック体操(骨盤体操)
【4】コシラック着用方法 / ワンベルトとの併用
【5】コシラックの特長 / 好転反応 / コシラックの原理

起立筋と神経系

全身の筋肉はお尻の筋肉(臀筋)とつながっています。この「臀筋」は筋肉の交差点ともいわれる箇所で、歩くことが少なくなってくるとこの「臀筋」がゆるみ、全身の筋肉が弱体化していきます。

骨格の支えとなる筋肉が弱体化すると姿勢が悪くなり、姿勢が悪くなると24個の背骨が歪んでしまいます。

背骨の中には脳から直結の「脊髄神経」が入っており、この「脊髄神経」から枝分かれした神経が背骨と背骨の間の隙間から全身へ神経を配っているのです。つまり、背骨の歪みによって自らの神経を圧迫してしまい、その神経の先にある箇所に症状や病状を引き起こしてしまうわけです。

脊椎と病理

24個の背骨から出た神経は、どこの背骨から出た神経がどこの箇所につながっているかが決まっていますので、何番目の背骨が歪むとどの部分に症状が出るかがこの図で分かります。上から簡単に説明すると下記の通りです。

【頸椎】
1番:目(目がしょぼしょぼする、涙目、ドライアイ 等)
2番:鼻(いつも鼻が詰まっている、においが分かりにくい 等)
3番:耳(耳鳴り、音が聞こえにくい、乗り物酔いしやすい 等)
4番:口(味覚が分かりにくい、発音がしにくい 等)
5・6・7番:上腕部(肩こり、指のしびれ、肘の痛み 等)
【胸椎】
1・2番:肺(呼吸器が弱い、気管支炎 等)
3・4番:心臓(動悸、息切れ、不整脈 等)
5・6・7番:消化器(胆のうの症状、十二指腸の症状 等)
8・9番:肝臓(飲酒もしないのに肝臓の数値が悪い 等)
9・10番:膵臓(食生活も運動も良いのに糖尿予備軍である 等)
11・12番:腎臓(足がむくみやすい、尿の出が悪い 等)
【腰椎】
1~5番:下半身(足腰の状態が悪い 等)

背骨の歪んでいる箇所と症状病状はリンクするのです。

この背骨の歪みを正すために土台となっている「骨盤」の歪みを正すことが重要となります。「骨盤」は両足の付け根にある2点の「股関節」のみで支えられています。この「股関節」のバランスが悪いと「骨盤」が傾き、24個の背骨が歪んでしまいますので、この「股関節」を正すために「股関節」をベルト等でサポートし、その「股関節」をストレッチすることで、本来のあるべき角度に調整し「骨盤」の矯正を促すのです。

「股関節」のサポートをしても歩行の邪魔にならないように特殊なカッティングを施し、24時間着用しても肌や血管に負担をかけないように「ゴム」を使わず編み織りの技術で伸縮性を持たせた特許のベルトが「コシラック」です。