【1】肝腎要は「腰」/ こんな症状はありませんか / あなたの姿勢はだいじょうぶ?
【2】起立筋と神経系 / 脊椎と病理
【3】歪みとコリのテスト / コシラック体操(骨盤体操)
【4】コシラック着用方法 / ワンベルトとの併用
【5】コシラックの特長 / 好転反応 / コシラックの原理
肝腎要は「腰」
「肝腎要」という言葉は大事なことを指すときに使われますが、この「肝」は肝臓の肝で、「腎」は腎臓の腎です(心と書く場合もありますが、その場合は心臓のこと)。
動かなくなると命に関わる重要な臓器の頭の文字を並べて作られたのが「肝腎」という言葉なのです。
しめくくりの「要」は肉月を付けると「腰」。肝臓や腎臓(心臓)も大事ですが、要は「腰」という意味ですね。
私たち人間にとって一番重要な箇所が「腰」(骨盤)ですよ、ということになります。
こんな症状はありませんか
現代人のよくある症状ベスト15がこの絵です。どれもよく聞く症状ですが、これらの共通点はすべて「病気」ではなく、病気手前の黄色信号ということになります。
これらの症状がたくさん当てはまる方と、1つ2つ程度の方との違いは「姿勢」が良いか悪いかで大きく別れます。 「姿勢」が悪いと筋肉に余計な負荷がかかりコリを起こしやすくする上、内臓が下垂しやすくなり、臓器の働きも悪くしてしまうわけです。姿勢が健康に大きく関係していることが、このことでよく分かります。
あなたの姿勢は大丈夫?
現代人は姿勢が悪くなっている方が多く、その原因は大きく分けると3つになります。
1. 運動不足による筋肉の弱体化
これは多くの方が当てはまると思いますが、移動手段が便利になった世の中で、定期的に自ら運動をしない限り、普通の生活をしているだけでは筋肉は弱体化していきます。車社会になり、お掃除でさえも機械がしてくれる世の中になりました。
2. 悪い姿勢のクセの積み重ね
私たちは無意識に悪い姿勢をクセにして積み重ねています。例えば長時間イスに座っているときに、ついつい足を組んでしまいがちですが、組む足はいつも同じほうの足ばかりになってしまいます。また、立っているときも、いつも同じほうの足に体重を乗せて「休め」の姿勢になっています。このような積み重ねにより筋肉にクセが付いてしまい、姿勢がいつの間にか悪くなっているのです。
3. 姿勢の教育
以前はどこの学校でも姿勢について先生が生徒に注意をしていましたが、今は姿勢の教育が薄れてしまい、背中が丸くても、授業中に片肘をついていても注意されなくなってきました。子供の頃から姿勢の注意を受けなくなってきましたので、若い世代の方ほど骨格の歪みが深刻です。このような理由で現代人は老若男女問わず、皆さん姿勢が悪くなってしまっています。では、姿勢が悪いと何故様々な不定愁訴や症状が出てくるのでしょうか・・・