痛みなどの刺激を伝える末梢神経は、私たちの体の全身に張り巡らされています。
体の末端部へ伸びていく末梢神経は、体の内部から筋肉の間を通って伸びていくものがあり、これは皮神経と呼ばれています。筋肉と筋肉の細い隙間を通るので、筋肉の状態により影響をうけやすくなります。
寒くなると、体が縮こまってしまう経験があると思いますが、体の中でも筋肉が縮んで硬くなっています。すると、筋肉と筋肉の細い隙間を通っている皮神経は挟まれてしまい、圧迫を受けます。
寒さで筋肉が硬直し、間に挟まれた皮神経は圧迫され、ダメージを受けることもあります。もともと皮神経などの末梢神経は、痛みなどの刺激を伝えているので、それ自体がダメージを受けるとそこから痛みなどの刺激が起こり、腰痛・肩こり・神経痛を起こしやすくなります。
寒さで筋肉が硬直すると、硬直した筋肉が末梢神経を圧迫することにより、末梢神経はダメージを受け、「痛み・しびれ」を起こします。毎年、寒くなると、腰痛・肩こり・神経痛を感じる。こんな方は、寒さで筋肉が硬直し、末梢神経が圧迫されていることが原因で症状が起きていることが考えられます。
『コシラック体操』をすると、硬直して縮こまった筋肉がのびて、体も温まります。ぜひ実践しましょう。